結論:スイッチ互換は「刺さるか」「動くか」を分けて考える
- 刺さるか(物理):ピン数・PCB穴・形状
- 動くか(実用):ホットスワップ対応、ピン曲げ、取り付け方式
最短チェック手順(まずこれ)
- 自分のキーボードが ホットスワップ か(仕様欄で確認)
- 対応スイッチ規格(MX系/ロープロ等) を確認
- 3ピン/5ピン対応 を確認(対応ピン数)
- 取り付けが プレートあり/なし を確認(安定性に影響)
互換チェック表
| チェック項目 | OK条件 | NG例 | 対処法 |
|---|---|---|---|
| 規格 | MX互換など、同じ規格 | ロープロを通常MXに入れたい | 規格が合うスイッチを選ぶ |
| ホットスワップ | 対応ソケットあり | 非対応なのに抜き差し | 非対応はハンダ作業が必要(無理しない) |
| 3ピン/5ピン | PCBが対応 | 3ピンPCBに5ピンで干渉 | 対応スイッチに変更/加工は慎重に |
| ピン曲げ | ピンが真っ直ぐ | 斜めに刺して曲がる | 角度を直してから挿す、工具使用 |
よくある失敗
- ホットスワップ非対応なのに引き抜く → 故障リスク
- ピンを曲げたまま押し込む → 接触不良
- 3/5ピン確認不足 → 物理的に入らない
購入前チェックリスト
- 自分のキーボードがホットスワップ対応か確認した
- 対応規格(MX/ロープロ等)を確認した
- 3ピン/5ピン対応を確認した
- 交換に必要な工具(スイッチプラー等)を用意できる
- 失敗に備えて予備スイッチを用意できる
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FAQ
Q. 5ピンの方が必ず良い?
A. 必ずではありません。PCBやプレート構成次第です。
Q. ホットスワップなら何でも刺さる?
A. 対応規格・対応ピン数があります。仕様欄の確認が必要です。
Q. ピンを曲げたら終わり?
A. 軽い曲がりなら戻せる場合もありますが、無理は禁物です。
Q. ロープロとMXは互換?
A. 基本的に別物です。規格が違うので混ぜない方が安全です。
Q. この記事の結論は?
A. 規格→ホットスワップ→3/5ピン、の順で確認すれば事故が減ります。
まとめ
- まず「ホットスワップ対応か」を確認
- 次に「規格」「3/5ピン」を確認
- 作業はピン曲げ防止が最優先
